なんで最後スパーダサイド何だよ!普通はヒロインサイドだろォ!

6/12
前へ
/203ページ
次へ
チトセは泣き顔になりながら イリアに切り掛かろうとした。 ルカはそれを阻止し、戦った。 てかチトセちゃんよぉ、 大剣にナイフは無理だろぉ? みんなはただ様子を見つめているだけで、 手を出そうとはしなかった。 そして、決着がついた――――。 「イリア、怪我は無い?」 ルカが息を切らせながら イリアに声を掛けた。 チトセ…何だか可愛そう… 「大丈夫だけど……」 チトセは地面に片膝を 着きながら怪しい笑みを浮かべていた。 やめろチトセ。可愛くなくなる。 「フ、フフ、フフフフ…… イナンナは裏切る。貴女はアスラ様を傷付ける……」 「一体どういう……事よっ!」 「フフ、フフフ……いつもそうなのよ …フフ、貴女が何時も、私から奪っていくの…」 「なっ…何言ってんのよ!意味が…」 その瞬間、チトセの顔から妖笑が消えた。 「ルナちゃん…いえ、ルイネシャルア…。」 そう 名前を呼ばれた瞬間。 ドクン…っと 心臓が音を立てた。
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加