私に怨みでもあったのか、ハスタ

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水の音がする…寒いわ。 背中いてー…私、まだ火山にいんの? OH?みんな私の事放置しちゃった系? そりゃひどい。 苦情してやるっ。 私はそう思い、目を開けた。 「……………あ、あぁ~ん? 舐めてんのかてめぇ…」 見えたのは目の前に……… か・わ 「ぎゃぁぁぁぁ!水!みずぅぅぅ!」 「ルナちゃん!落ち着いて!」 「無理言うなぁぁぁ…ぉ……?」 誰だ!今、私の名を呼んだのは………。 「私です。サミュエルです。」 ……………「NOォォォォォォォォ!」 死んだ!!??? ねぇ、私死んじゃった!!???? 目の前に前世がいるよ!? 私の前世が目の前に存在して 私が死んだことを物語ってるよ!!!? 「貴女は……残念ながら………」 「まじかぁぁぁぁぁい!」 有り得ないんすけど! 何、マジ幕閉じちゃう!!??? 私の大冒険に終わりがきちゃう!!!????? 「落ち着いて下さい! …貴女は、元はこの世界の者ですが、 今はまだあの、地球の世界の者です。 ……だから、生き返る手が 無いはずではありません。」 ………きたよ。最強設定。 「ただしこれが出来るのは一度きりです。 それにもし、 戻れたとしても体力は回復しません。 あっちに貴女の本体の体がなければ、 貴女は一生緒さ迷う事になります。」 そのわりにサービス効いてない………。 「やりますか?やりまs「やります!」 やるに決まってるじゃないか! 何を言ってるんだ!君は! 「では…あの川を渡って下さい。」 「…………え?」 「だから、川を渡って下さい。」 か、わ、を、わ、た、れ、ぇ? そりゃ奥さん。無理があるわ。 「水無理でs「渡らなければ帰れません。」 …………こーふくしろってか? 無理に決まってんだろ! 「無理無理無理無理無理無理無理「やってみないとわかりません。」 バッシャン。 みんなぁ。 サミュエルが鬼畜になったよ。 押し飛ばされた。 サミュエル野郎めっ。 てか、深っ! 流れ早っ! 「ほら!早くしないと流されますよ!」 だから無理言うな! 泳げねぇぇ! とりあえず あがくかっ! バッシャンバッシャンバシャ!
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