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ルカが男に向かって必死に抗弁するが男の耳には全く入ってないようだ。
それどころか男はますます怒っている。
てか何あれ?男の全身から湯気のようなものが出てる。
そんなに怒ってんの?
血圧あがるぞ。
全く。
いい歳して恥ずかしいと思わないの?
こんな小さな少年に湯気出るくらい怒るなんて……。
キレ症だね。
カルシウム取りなよ。
牛乳とか。
「今貴様を殺し、ラティオの同胞達への手向けとしてやるッ!!死ね!!アスラ!!!」
その時。男の体から出ていた湯気?
というかオーラ的物が一気に膨張し爆発した。
スゲー。爆発とか。ある意味尊敬する。
あれか、怒り爆発って言うのはコレか。
コワイナ。てか、爆発しても何のメリットも無いじゃん。バカだなぁ。
とか思いながら男を見ると
そこに男の姿はなかった。
変わりにあったのは黒い身体の怪物だった。
顔には目、鼻は無く大きく裂けた口に鋭い牙。
背中には大きな羽根が生えている。
「うわ~。キモい。」
怒り爆発したらこうなるのか。
絶対したくないな。
「なんだ~?こりゃぁ」
スパーダが怪物を見ながら呑気に言った。
流石スパーダだね。
肝座ってるよ。
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