私は一般ピーポーです

7/10

64人が本棚に入れています
本棚に追加
/203ページ
「に、人間じゃない?ねぇ、これって…」 イリアが目を見開いている。 ルカもだけど。 「コ ロ スゥゥ!!!」 地を這うような声を出し化け物は私達に向かって来た。 あれだな喋り方。 ほら、何々の低下って言うじゃん? 言語力の低下? まぁ、考えるのはめんどくさいからもういいや。 「うわぁぁぁぁぁぁ!」 ルカが悲鳴を上げて後ろに後ずさる。 スパーダとイリアは素速く武器を構え怪物に立ち向かった。 さて、私は高みの見物といこうかな。 「ビビってんじゃねぇぞルカッ!」 スパーダがルカに一言叫び、怪物に向かって双剣を振り下ろす。 怪物は手に持つ剣でそれを防いだ。 キィ-ンッと周りに金属音が響く。 あ-暇だな。なんかアニメでも見てるみたい。 まぁ、リアルなのは置いといて。 あ、なんか考えに老けてたら大事な所見れなかったかも。 んじゃぁ、とりあえず、スパーダが剣で切り付け、 痛みに暴れるヤツの腕をイリアが弾丸で撃ち抜く。 ヤツの動きが鈍くなりルカが大剣を握り締め走る。 おっけ-。 ナイスフォローだな。 ナイスだ私b++ 「裂空斬!!」 ルカが大剣を構え縦に回転し 前方にいた怪物に向かって飛び斬り伏せた。 お、やるじゃん。 あんだけビビってた癖に。 やっぱり、警戒は必要だな。 あ-こわ。 いきなり切り付けられたら……。 あ-も~ コワイワァンVv 「おいルナ。なにぼーっとしてんだ?」 「OH!GOMENNNASAIネ。HOHOHO…。」 「だ、大丈夫ルナ?」 「おうよ。(てかあんたの方が大丈夫って感じだ)」 さっと男の方に目をやると. 男はもとの人の姿に戻っている。 が、大量の血が流れている。 中年オヤジは口から血を吐いて ルカの方を血走った目で睨んでいた。 あら怖い。 「オ ノ レ…ア ス ラ…」 絶え絶えな声で男はそう呟くと動かなくなった。 おやすみなさぁいVv
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加