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「一体なんだってんだ…？」
スパーダがそうぼやく。
ルカは肩を揺らしながら俯いていた。
「なんでこんな事に…」
「これって、前世の因縁なの？
ラティオとか言ってたけど…」
「左様。先ほどの相手は貴様らと同じく前世で神だった者。
アルカからつれて来られた奴だ」
現れたのは隻眼のメタボな男。
赤い軍服を着ていて仮面クンの後ろにはべらしている。
ルカは顔を上げ憔悴した顔でメタボの男を見た。
「神…？」
「なんだ？知らなかったのか？
あのような超常的力を振るっていながら」
「じゃ、さっきの変身って、
前世の神だった頃の姿って事？」
「違うよイリア！あの中年オヤジは怒り爆発して怪物になったんだよ！
あれが神なら子供の夢が丸潰れだよ!!」
「お前はちょっと黙ってろ」
そい言ってスパーダに手で口を押さえられた。
「やべろよずばーだ！
わだじばごどもだぢのみがだなんだぁぁぁ!!
（やめろよスパーダ！私は子供達の味方なんだぁぁぁ!!）」
そう言って暴れるものの
押さえられて無理でした。
くそぉ！男はみんな力で片付けようとしてくる！
お兄ちゃんもそうだったもん！
私と口喧嘩した時、口で私に勝てないからって、
鳩尾にヘッドアタックされたし。
グーで殴られたし。
痛い。
あ…思い出したくなかった。テンション下がる。
全部スパーダが悪い！
このバカーダ！
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