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「た、ぶん。二重人格なんだよ!」
そう。
ラタ様さ。
好戦的な素敵なヤツさ!
ラタ様カッコイイよね。
マルタ羨まし。
モテモテマルタちゃんだね。
「二重人格であんなに力がでるか?オレが押さえた時、お前そんなに力無かったぜ?」
「Σうわぁ!何気に酷ッ!スパーダ酷い!」
何気なくひど過ぎだよね!
いいもん!ひ弱な女の子はカワイイもん!
ほら、弱い女の子は守りたくなるでしょ!
だから良いの!
「ま、とにかく、お前も転生者って事だな。」
「軽く流すな~!」
「悪かったって!」
「いや!許さん!」
私は三角座りをやめて立ち上がり
わざとらしくポカポカ殴ってみる。
が、未だしも何気なく笑ってるスパーダがムカついて本気で殴ったが
全くの無反応で終わった。
やっぱ力無いんだな。私。
「よろしく頼むぜ!ルナ!」
「ヘーイ」
私はぷいっとそっぽを向いて返事をした。
その時にうずくまって泣きそうになってるルカと何気なく慰めてるイリアがいた。
「しっかりしなさいよ」って言ってる。
正直じゃないなぁ。イリアは。
ホントは「大丈夫よルカ。私がついてるから元気を出して!」とか思ってるんだろうなぁ。
イリアったらやぁね(笑)
にしても
まぁ、一応私に皆少しは警戒を解いてくれたかな。
安心安心。
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