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仮面クン達に森に隠れてるガラム兵を倒せって言われて、森の中へと入って行った。
その間私はずっと俯いていた。どうやって仲直りしよう?
あ-。
頭冷えてきた。
ふぅ。
寒ぃ臭ぃ眠ぃ暇。
回りには人間や魔物が何体も死んでいる。
魔物なんているんだね。
にしてももしあの中に私も入ったら……。
私は想像しては一度身震いしてから回りを見渡した。
あれ。
みんな何処ですか。
…………………………。
迷子?まさかの迷子ですか。
嫌だわぁ。
こんなとこで死ぬのやだよ。
もしかして……見捨てられた?
あ-もぅ!
私ちょっとその辺敏感なのに!
迷子とか超ダサいじゃん!
「ん~?迷子の子猫ちゃんピョロ?」
「……………は?」
いきなり後ろから意味の分からない言葉が聞こえて来てぱっと振り向くと、そこには超派手な男がいた。
「あ~そう!一応迷子!だからさ案内してくんないかな-?道全然分かんないんだよね」
私は人が居たことに安心して、さっとその人に近付く。
喋ってる言葉意味分かんないけど。
「ん~。連れて帰っちゃってもいいピョロ?ブー時間切れ。連れて帰っちゃいます。」
最後の方を早口にそう言うと
私を担ぎ上げた。
「え!?連れて帰るって!!?ちょ、よく分かんないけど私自分で歩けるから!下ろしてよ!」
「下ろしません。下ろせません。」
ちゃんと喋ったと思ったらそれか…。
頭に血が上って頭回らないし、殴ったりしても私力無いし。
駄目だな。
ボクシングとかやっときゃよかった。
もう良いや。
妄想してよ。
………………………………………………………………………。
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