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「あ、ハルトマン?こ…ここじゃなんだから…」
スパーダは小声でハルトマンに近づく。
その光景を見て口を開けて見ていたイリアとルカ。
私は笑ってた。だってスパーダ面白いもん。
あはは、ホントに面白いね。
この光景は。
宿題忘れて怒られてる見たい~。
ぁ、違うな。
絶対忘れちゃいけない書類を忘れたと
わかったそん時か?
つかお坊ちゃまってボンか?
「あんた、ボンボンなの!?」
大きな声でイリアがそう聞くとスパーダはあ、あはは★バレちゃった?
的な感じでこちらを向いた。
全く。スパーダ面白過ぎ!
ありえないな。
絵に描いて部屋に飾りたい。
イリアがそう言ったと同時に
ハルトマンは目を釣り上げてイリアを見る。
ちょっとコワイナ。
老人って時々いきなり怖くなるよね。
「どちらの田舎者か存じませんが、
ベルフォルマの家名をしらぬとは、
なんと嘆かわしい!
王都の楯となる騎士団の団長を
何人も輩出した武門の名家ですぞ?」
知らんぜよ。
田舎じゃなく大阪住み
(大阪弁じゃないけど)
だったけど知らんよ。うん。
「ぁ…やっぱりそうだったの?
通りで聞き覚えあると思った……」
Σあったのかよ
「スパーダの家ってそんな有名なの?」
「そうだよ。
この国で五本指に入るくらい大貴族だよ」
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