楽しいとき

2/9
前へ
/203ページ
次へ
「うわぁい! いただきマッチョフ!」 「Σ意味分かんねーよ!」 こんにちは。 あ、違った こんばんは。 ただいまハルトマンにより ご飯をご馳走になってます。 あれだな。 家庭的な味だ。 美味しいb 「はい、この町の大聖堂が壊れているのを、ご存知ですか?あれは聖女アンジュ様のお力なのです」 「聖女…?聖女が壊しちゃったの?」 え…。 あれ。話し進んじゃってる系…? 食事中にあんまり喋っちゃいけないんだよ。 これ ジョーシキ。 「物事には順序がございます…… 『無恵』はご存知ですな?」 これまた喧嘩口調だな。 ハルトマン。 喧嘩売っちゃダメだよ。 イリアにバーンってされるぞ★ 「教会が権威を失った 歴史的転換期を指す言葉ですよね?」 スゲールカ お前頭良すぎだろ。 勉強で頭爆発するぞ。 勉爆発みたいな。 はは。私ったらネーミングセンス素晴らしいな。 ルカが答えるとハルトマンは 頷いて言った。 「よくお勉強してらっしゃいますね。 左様でございます。 教会は元々、天上の神へと許しを 乞う為作られたもの。 我々地上の償いの気持ちを 天に伝え慈悲を受け取る役割を、 務めておったのです」 難しい。 わからん。 多分ちょっと分かった。← 「それが奇跡… そして天術って呼ばれるものでしょ?」 「その通りでございます。 あなたは、良き生徒ですなぁ。 お坊ちゃまを見習わせたい。」 「あはは。 ルカを見習いなよスパーダ。」 「うっせ!お前は食ってろ」 「ゴホン、続けますぞ。 『無恵』以来、教会による 奇跡を見ることはなくなりました。 しかし聖女様は奇跡を起こしたのです」 あらまハルトマンこわぃわぁ 何気なく睨まれた。 「それって… 異能者だったから?」 「そういう事なのでしょうなぁ。 祈るだけで不治の病を治した、 と伝えられております」 治療術か…。 リフィルポジションだな。 私にはない力だ。 素晴らしいよ聖女サマ。 にしても 君達の説明は誠に微妙だ。 漢字多いし。 ちょっとは分かったけどね。 まぁ。私はあんた達にお供しますわ。
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加