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「ルナは家に帰りたくないの?」
私の顔を見てルカがいきなり話をふってきた。
何するんだ。
とにかく
スパーダに言った事と出来るだけ
揃えなきゃ。
「わ、私は…家に帰ったってな、何にも無いから……。」
動揺しまくった。
わぁ
スパーダからの目線がすごーい!
ルナちゃん怖いなぁ~。
……ルカの馬鹿。
「ねぇ、ルナとスパーダが行くのは何故?」
スパーダが私から視線を外し、ルカを真っ直ぐ見た。
「ダチとツルむのに理由が必要か?ルカ、お前が選べよ。帰るも進むも全部お前の人生だ。誰にも強制されず、自分で正しい道を選ぶ事…『正しき道を正しく歩め』ってウチの士道訓五箇条だけどな」
うお
スパーダカッコイ
やるなスパーダ。
さぁ
次は私だ
ミスらないように気合いを入れて★GO!
「私はさ。みんなと一緒にいたいんだ。みんなと馬鹿やってんの。すんごい楽しいし。そして、いつかは自分の世界に……自分の家に帰りたいな。って………………ぉ?」
わたしもホームシックになってたか。
まぁ
確かに
イチゴミルクは飲みたいな←
あれ。ホームシック?
何処からホームシックが出てきた?
回りを見回せばみんな『あんた何言ってんだよ』的な顔。
私なんかマズイ事いった?
さっきの言葉リピートしてみよう
ー私はさ。みんなと一緒にいたいんだ。みんなと馬鹿やってんの。すんごい楽しいし。そして、いつかは自分の世界に……自分の家に帰りたいな。って………………ー
いつかは自分の世界に…って…………
ヤバめ?なんかヤバめ?
「やだわぁ。また大袈裟になって。私ったらガキだわぁ」
なんとか
ごまかせた…?
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