味方か敵かどっちなんだい!

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「……まあいい。 アンジュという女を探している。 知らんか?」 オッサンめ!私の言葉聞いて無かったのか! 「ちょっとリカルド氏! 私の言葉聞いてました!?? あんたは私達の敵!イコール! 敵には協力しない!以上!分かった!?」 「ルナの言う通りよ。 敵には協力しないんだから!」 イリアが私の意見に同意する。 ナイスイリア! 私だけ熱くなってるのは嫌だった。 「……わたしがアンジュです」 「Σアンジュ!何してるの!??」 私達より一歩前に出たアンジュにツッコむ。 今この状況で一人前に出るとは……。 大分肝座ってんな。 さっきとは大違いだ。 「俺はリカルド「氏!」……という。 君の身柄を確保するように依頼を受けているんだが」 今聞いた!?? 君だって!あのキャラで君はないだろう! 君は! 「生憎連れがおります。 ご一緒してもよろしいかしら」 さらに言わせてもらうと 私が言った氏はスルー? 嫌、良いんだけどさ。 「悪いがエスコート出来るのは君だけだ。 他のガキの面倒まで見られない」 「あら、それは残念ですね。 でしたらお断りします」 ふん! ざまぁあみろ! 「だとよっ!消えな「おっさん!(オッサン!」」 綺麗に揃った。 振り返ってグッジョブサインを出したらやり返した。 ノってるスパーダ。ノリいいな。 「教えてやる、ガキ。 いい大人は出来ない仕事を引き受けたりはしないもんだ。そして子供の我がままを厳しくしつけるのも大人の役割さ」 「そんなのリカルド氏!の、 勝手なエゴだもん!自己満足だぁ~!」 しつけろなんて言ってないもんね! 「この前は見過ごしてくれたじゃない! 今回はダメなの?」 おいルカ。 敵に命ごいするのはやめてくれ。 情けなくなる。
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