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隕石落下から数週間が経ったある夜、
殆どの人々が寝静まる時間帯。
クレーターの中心に一人の影。
外見から判断する限りでは、どうやら科学者のようである。
政府に命じられこの隕石の調査を任されたらしい。
科学者は隕石の周りをうろうろと歩き、時折独り言を呟いている。
見たところかなり酔っているようだ。
足がふらついている。
とても科学者とは思えない行為だ。
休憩だろうか。
彼は徐に懐からスキットルボトルを取り出し、その中のアルコールを喉に流し込む。
酔いからくるふらつきでボトルが手から滑り落ちた。
中のアルコールがこぼれ、隕石へ流れていく…
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