よく天界など話にでるが、作者は実はそういうのを信じてません

2/4
141人が本棚に入れています
本棚に追加
/233ページ
一方、天界ではある男が困っていた。 金髪金目、誰もが振り向くような容姿…。彼の名はアイル。天界を治める神だ。 「お前…、早くしないと死んじゃうよ。まだ生きてるんだからさ、体に戻りな。」 「いやだ。ぼくはもう決めたんだ。ママと天界でくらす!」 アイルを困らしていたのは、空だった。 「ぼく、もう痛いのも、お腹ペコペコになるのもイヤなんだ。パパはどっかに行っちゃうし…。だから、ママとここでくらす!」 一応、天界には第二の人生として、生まれ変わる前にここでしばらく過ごすというのはある…。 だが、しかし、まだ生きている人間を見殺しにするのは嫌だった。
/233ページ

最初のコメントを投稿しよう!