52人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっとお尋ねしま~す」
黒髪で僕と同じくらいの年
(もうすぐ享年になりそうな
僕15才)の少女が急速に落下
している僕のスピードに
合わせてお尋ねしてきた
この子…できる…っ!
彼女を見ると
僕がおかしくなったのか
彼女には真っ黒い漆黒の翼が
生えていて、その黒い翼は、
悪魔というよりカラスという
感じの翼だった
「んん!?お尋ね!?
まずさまずさ!お尋ねする前に
死んじゃうかもしれないから
助けて!!死んじゃう!」
少女はやれやれというような
顔で、僕の腕を掴んで、よっ!と言いながら空気抵抗やら
そんなの関係無しでピタッ!
と空中で急静止した。
ものすごく痛かった。
「大丈夫でしたか?」
と少女は僕の腕をギューッと
握り締めながら、聞いてきた。
「もももうちょっと力を
緩めてくれればありがたいかな…」
最初のコメントを投稿しよう!