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たけ兄もしかして約束,覚えてくれてる…?
その時,たけ兄が目を覚ました
マ「あ,たけ兄
もうすぐ着くよ」
た「うん…
それより…マイちゃん
手…」
マ「手…?」
やばっ!たけ兄の手,握ってたの忘れてた!
マ「ごめんっ!」
離そうとするとたけ兄が握り返してきた
た「いいよ
久しぶりに繋いで帰ろう」
たけ兄がニコッと笑った
マ「久しぶりに…」
た「あ,マイちゃん忘れちゃったんだっけ?」
マ「さっき思い出した
あの時の約束も…」
た「んふふっ
なら,よかった」
私達は電車を降りて,ひまわり荘まで手を繋いで帰った
―心配しなくても
ずっと一緒にいるよ―
繋いだたけ兄の手から,そう伝わってくるような気がした
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