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愛「はぁ…。」
携帯とにらめっこし始めてから20分が経った。
愛「いきなり送ったら迷惑かな…?」
画面には、アドレス帳。
【宮沢さん】
愛「…やっぱ、やめよ。」
携帯を置こうとしたその瞬間、メール受信音が鳴った。
[From.可奈]
[やっほぉ🎵 今、📱してもだいじょぉぶ?お話きいてッ❤]
[To.可奈]
[いいよ。電話して。]
愛「‥‥相変わらずかわいくないメール‥(苦笑)」
~♪
愛「可奈だ。」
ピッ
可『もしもぉし?』
(↑電話のカッコ)
愛「もしもし。」
可『今から会える?』
愛「もう、8時だよ?」
可『だよねぇ‥。』
愛「明日じゃダメなの?」
可『バイトあるじゃん♪』
愛「その時とかに‥。」
可『じゃあ、明日まかない一緒しよ?』
愛「う・うん…。」
その時の可奈の声ははっきりと覚えてる。
まるで、小さい子に忠告する母親のような声…。
可奈の顔が見えない分なんだか嫌な気分になった。
愛「じゃあ、明日。」
可『うん!ばいばぁい☆』
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