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「早く食べましょう。化野君。もうよそってあるの。」
「そうだよ兄ちゃん!早く早く!」
「あ…あぁ…」
偶然とは思えない。
けど、
だからと言って、
玄関先で倒れていた僕を
ここまで運んでくれ
さらに食事の準備まで
してくれた彼女を
「こいつは僕を殺した!」
などと、
いきなり掴みかかるのは
僕の人間性を疑わせてしまう
可愛い妹に
そんなショッキングな体験を
させるわけにもいかず
僕はおとなしく
晩飯をいただく事にした。
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