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「とりあえず時間もないし、教室向かうか………。
ふぅ…、めんどくさ」
一人呟いて、教室に向かった。
誰にもバレないように、そっと、後ろのドアから入った。
先公は───っと、まだ来てないようだな
一人納得しつつ、適当な席に腰掛ける。
すると突然後ろから、
「わっ!」
「っ!?」
大きい声がしたので、驚いてしまった。
「おいおい迅~。
そんな驚くことね~だろ~?」
いきなり大声出して俺を驚かせたそいつはそう言って、俺の背中をポンポンと叩いてくる。
その行為に俺は若干の苛立ちを感じながら、
「馬鹿やろうが…!! 俺を驚かせたことを後悔させてやるよ…」
俺はそいつにチョークスリーパー(後ろからの首締)を食らわしてやる。
「ちょ、迅!締(し)まってるよ!」
そこに横から声を発(はっ)するヤツがいた。
「あ…?何言ってんだ、歌苗(かなえ)…?
締めてんだから当たり前だろ…?」
「そうじゃなくて!目!」
「目? 目がどうかしたか?」
「白目剥(しろめむ)いてるって!」
そう言われたので見てみると、
「あっ……やっちったか……!(笑)」
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