ダルい大学生活…

5/10
前へ
/280ページ
次へ
「マジないだろお前……」 復活早々、そんなことを言ってきたコイツは、皆本 愈(みなもと まさる)。 俺の小学生時代からの友達だ。 容姿は普通というほどの普通。 俺から見た取り柄は何かと気が利くヤツだ。 後、かなりの問題児でツッコミ担当。 「ホントだよ~。私少し焦(あせ)ったんだからね!?」 そしてもう一方のこの女は、鏡 歌苗(かがみ かなえ)。 俺達とは中学からの知り合いだ。 容姿は結構かわいいほうなんだと思うが俺の好みではない。 性格はかなりのお節介(せっかい)である。 俺たちは高校の時から馬鹿なことをやっては怒られ、周りを困らせていた。 歌苗の場合は巻き込まれてるようだったが。 「あぁ、悪かったな…」 俺は自分が悪いとは思わなかったので素っ気ない謝り方をしてやった。 「絶対謝る気ないだろ!?」 そんな俺の態度に思わず、愈はツッコミを入れる。 だが俺はお構い無しに、 「愈が二度とあんなことしないなら許してやらないこともないぞ?」 上から目線で威張ってやる。 「しかも立場が逆転してる!?」 またもや愈はツッコミを入れながらも自問自答していた。 「…あれ? ……被害者俺だよな?なんで俺が反省してるんだ? ブツブツ」 なんか一人でブツブツ言い始めたのでシカトしてやることにする。
/280ページ

最初のコメントを投稿しよう!

135人が本棚に入れています
本棚に追加