犯罪者の子は…

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今、犯罪心理学の本を読んでいる。 犯罪者の精神鑑定をする際は、その時の状況や、生まれてから今までの環境、家系、病気、身体的特徴や成長度合などさまざまな要素を調べて、総合的に判断するらしい。 いろんな事例の紹介もあったが、こんな例があった。 男は遊園地において、女児を女子トイレに連れ込み、わいせつな行為を働いたあと、トイレに立てこもった末逮捕された。 男は、祖父母の家で育ち、軽犯罪など数々の問題行動から、10代公判を拘置所で少年院で過ごし、出所しては犯行を繰り返していた。 その男の母親は、男をとっかえひっかえしていた。色んな男とともにどこかに消えては、フラれるとまた戻ってくる。そんな生活を繰り返していた。若いころから性の乱れも見られたという。 犯人の男を妊娠した時は、精神的に不安定になっていて、覚せい剤などの薬物を摂取していた。 犯人の男は幼少のころから後頭部が通常より凹む小頭症と呼ばれる形状であった。    さて、ここで注目したいのが、出生前の話だ。妊娠中に覚せい剤やら、母の精神的な異常やら、実は母方の家系は離婚や再婚が多かったりという事実まである。母は息子とは済まず、男を見つけてはどこかに行ってしまう。 犯罪者の子供は犯罪者になりやすいのか? 家庭環境がよくなかったことも多分に影響しているだろう。 さて、犯罪者の子は犯罪者になりやすいのか?(この場合の犯罪者は、生来的に犯罪者であるような感じの、累犯者や、凶悪犯罪者を指す) オレは、遺伝が犯罪者にさせる要素になり得ると思う。 さて、もしそうなら、社会の福祉のために、事前に拘束、隔離しておくのも手ではないのか。誰かを殺すかも知れない人間が隣りにいたら? そういう危険性がある人は社会から隔離するべきかも知れない。 これはひどい差別的発言である。その人は生涯平穏に暮らすかも知れないのに隔離しろと言うのだ。 よもすると自分さえ無実なのに捕えられかねない。さて、犯罪者の子はどう扱われるべきか。大丈夫そうならいいけど危なそうなら隔離?誰が判断するんだろうか。 多くの場合はいくつかの軽犯罪で法的措置で隔離されるのだろうか、温情で釈放されてたりしたら…道を歩いていただけで後ろから殴られ、鞄を奪われたりしたら…。 風邪は予防が大切である。
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