永遠の平和

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    そう言うと少年は腰から剣を抜き取り、襲い掛かってきた。     まるで昔の自分を見ているようだった。 昔の自分は世界の人々を魔王の恐怖から開放し、人間が平和に暮らせる時代を作る事が本当の正義だと思っていた。     しかしそれは違う、人間に平和を与えると、人間は平和である喜びを忘れてしまう。    
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