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とある昼休み…。
シャカ♪シャカ♪シャカ…
ヘッドフォンから小さく音が漏れている。
聞いている本人はかなり大音量なのだろう。
1番後ろの窓際の席に座り右手を頬に当て、ひたすら外を眺めてた。
茶髪で猫っ毛の高校生。
「………~っ」
(ん…?
誰かなんか言ってる…?)
(…気のせいか…)
シャカ♪シャカ♪シャカ…
「……太~っ」
(あ、やっぱ呼んでる…?)
(まぁいっか…大したことじゃねぇよなきっと…)
ガシッ!
(ぇ!??)
ゴチンッッ!Σ
「ッ…たぁーッ!!何だよッ!!痛ってぇなぁッ!!」
「聞こえてる癖に無視する慶太が悪いからだっ!!」
「それにしてもいきなり頭押さえて頭突きはねぇだろ!!繭さんよぉ~(泣)女なんだから少しは手抜きしろよ~あ゛ぁ~痛で~っ」
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