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選択侵食を終えた検体は、活性化の発動が可能になる。
ここで細胞兵器の本来の力が発揮されるのだ。
活性化は、侵食箇所の細胞兵器が活性化し、侵食箇所が強化される。
例として、一杉 蓮次ならば両足の筋力増幅といった感じだ。
活性化時の強化率は侵食の進行に比例し、侵食が進めば進むほど、活性化時に侵食箇所が強化される。
しかし活性化状態で三十分~一時間程度経つと体内の細胞兵器が減少、一定ラインを越えると強制的に活性化は解除され、検体は気を失い、八時間完全に寝たきりである。
細胞兵器には検体それぞれの特徴がある。
一杉 蓮次の細胞兵器は雷、荒瀬 秋斗の細胞兵器は氷を出し、疑似魔法とも呼べる特徴を持っている。
活性化によって、疑似魔法が強化される事は無いが、二人は活性化とは別の実体化という物がある。
実体化は一杉 蓮次と荒瀬 秋斗にのみ発動でき、発動条件は己自身が死の危機に瀕し、尚且つ己自身の死を拒否する事で発動する。
実体化では疑似魔法も強化される。
尚、水城 緋里については───
───ここからは破かれていて読めない。
──細胞兵器研究レポート──より
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