328人が本棚に入れています
本棚に追加
どんな表情の君も好きだけど
やっぱり…
JJ「ユノ~?」
YH「ん?どうした?」
リビングのソファーで本を読んでいると、夕飯の支度をしようとしていたジェジュンが、俺の所に駆け寄ってきた。
因みに、リビングには俺とジェジュンだけ。
他のメンバーはそれぞれ部屋にいる。
ジェジュンは、ソファーの前にしゃがんで俺を見てきた。
JJ「今日、何食べたい?」
YH「んー…、何でもいいの?」
JJ「うん!今日はユノの食べたい物作りたいんだ!」
可愛い…!
今のは可愛すぎるだろ!!
心の中ではそう思いながら、平静を装ってジェジュンの問いに答えた。
YH「じゃあ、チゲがいいな。俺、ジェジュンのチゲ1番好きだし。」
JJ「もぅ、そんな事言ったって何も出ないよー!」
俺の言葉に嬉しそうに返してくるジェジュンが、また可愛かった。
あぁ、もう…!
YH「なぁジェジュン、何も出さなくていいからさ…」
JJ「ん?何?」
YH「…デザートにジェジュン食べてもいい?」
JJ「!?」
普段、俺からこんな事言ったりしないからか、ジェジュンは本当にビックリしてる。
そして少しずつ、頬が染まってきた。
JJ「でもっ、ぁ、明日の仕事…」
YH「大丈夫だよ、朝ゆっくり出来るし。」
JJ「ぅ…」
YH「嫌?」
JJ「ぃ、ゃ…じゃなぃ…」
照れて俯くジェジュンを引き寄せて抱きしめると、赤く染まった耳に唇を近付けた。
YH「楽しみしてるよ…。」
JJ「っ! ぉっ!俺ご飯作ってくるっ!」
更に顔を真っ赤にして、ジェジュンはキッチンに逃げていった。
俺は、そんなジェジュンの後ろ姿を見て笑っていた。
今日は俺も頑張らなきゃなぁ。
俺の為にチゲを作ってくれているウチの姫を、がっかりさせないようにね…(笑)
◇◆ 君の赤 ◆◇
(綺麗な肌が染まったそれは…)
(桜のような美しさ…。)
最初のコメントを投稿しよう!