君の赤

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  どんな表情の君も好きだけど やっぱり… JJ「ユノ~?」 YH「ん?どうした?」 リビングのソファーで本を読んでいると、夕飯の支度をしようとしていたジェジュンが、俺の所に駆け寄ってきた。 因みに、リビングには俺とジェジュンだけ。 他のメンバーはそれぞれ部屋にいる。 ジェジュンは、ソファーの前にしゃがんで俺を見てきた。 JJ「今日、何食べたい?」 YH「んー…、何でもいいの?」 JJ「うん!今日はユノの食べたい物作りたいんだ!」 可愛い…! 今のは可愛すぎるだろ!! 心の中ではそう思いながら、平静を装ってジェジュンの問いに答えた。 YH「じゃあ、チゲがいいな。俺、ジェジュンのチゲ1番好きだし。」 JJ「もぅ、そんな事言ったって何も出ないよー!」 俺の言葉に嬉しそうに返してくるジェジュンが、また可愛かった。 あぁ、もう…! YH「なぁジェジュン、何も出さなくていいからさ…」 JJ「ん?何?」 YH「…デザートにジェジュン食べてもいい?」 JJ「!?」 普段、俺からこんな事言ったりしないからか、ジェジュンは本当にビックリしてる。 そして少しずつ、頬が染まってきた。 JJ「でもっ、ぁ、明日の仕事…」 YH「大丈夫だよ、朝ゆっくり出来るし。」 JJ「ぅ…」 YH「嫌?」 JJ「ぃ、ゃ…じゃなぃ…」 照れて俯くジェジュンを引き寄せて抱きしめると、赤く染まった耳に唇を近付けた。 YH「楽しみしてるよ…。」 JJ「っ! ぉっ!俺ご飯作ってくるっ!」 更に顔を真っ赤にして、ジェジュンはキッチンに逃げていった。 俺は、そんなジェジュンの後ろ姿を見て笑っていた。 今日は俺も頑張らなきゃなぁ。 俺の為にチゲを作ってくれているウチの姫を、がっかりさせないようにね…(笑)   ◇◆ 君の赤 ◆◇ (綺麗な肌が染まったそれは…) (桜のような美しさ…。)  
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