プロローグ

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「沙希ちゃんは、おばあちゃんが昔、看護婦さんをしていたことは知ってるわね?」 私はこくんとうなずいた。 すると内田さんは吃驚して目を丸くしていた。 「佐々本さん、看護婦さんだったんですか!?」 「そうですよ。ふふ、何だか医者の不養生みたいで恥ずかしいけ ど・・・」 おばあちゃんは穏やかに笑って言った。 「沙希ちゃん、おばあちゃんが何で看護婦を辞めたか知ってる?」 私は首を横に振った。 すると祖母は少し哀しげな眼をして少し黙った後、その話をしてくれると言った。 「佐々本さん私もすごく興味あります!聞いててもいいでか?!」 祖母はうなずき、ゆっくりと語り始めた。
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