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入学式のあの日から、僕とあの三人は毎日一緒にいるようになった――
席も近いため、どうしても必然的にそうなってしまうのだかが....
入学から2週間がたつ頃には僕もそれなりにではあるが打ち解け始めていた。
高校入学で初めて知った、友達の温かさ。
それはとてつもなく心地の良いもので...
明るくて話上手な永遠の話を聞いたり、
皆で笑ったりしてると、
心の穴が少しずつ埋められていくような感覚に陥った。
三人とも、無愛想な僕に屈託なく接してくれて、
だからこそ僕も、屈託なく接しようと努力し始めたのかもしれない....
そうしている内に、僕が抱いていた人間不信の感情は彼女達に対して少しずつではあるが、消えていった――――
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