白い兎は夜跳ねる

沖田「酔わせてサディズム」

「はァ？おまえ真剣使ったことないのか？」

驚いているのか呆れているのかわからない顔をしている土方の前で、うさぎはそうだというように肩をすくめた。

「傘、じゃダメですか？」
「…ダメ…じゃないだろうけど、なぁ、近藤さん？」

うーん、と考え込んだ後、やはり同じように腕組みして考えている近藤に促した。

「ダメではないと思うが、使えるにこしたことはないだろ。よし！おれが剣術教えてやる！」

どんと来い！とばかりに得意顔で胸を叩いた。