朝は毎日起きるのがダルい

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どうやらこの小説の人物にはエスパーが数人いるらしい… …さっきは謝った後、妙ちゃんが 「え?なんで珠理ちゃんが謝るの?私、謝らないといけないなって思って珠理ちゃん呼ぼうとしてたのよ…」 ってごめん的な顔して言ってたけど、私が振り返ったときごめんって顔じゃなかったからね。めちゃくちゃ黒い笑顔でニッコリ笑ってたからね…いや本当にめったなこと思ったらダメだな…ごめんなさいお妙様 そう心の中で深く頭を下げる 後ろからは話声が聞こえる、どうやら隣の席の柳生家のお嬢さん―九兵衛さんとはなしているようだ …てか、朝のHRはまだなのか…チャイムが鳴ってもうカレコレ20分たつ…ってか、私はなに律儀に席に着いているのだろうか… う~ん…謎…もう、妙ちゃん達とおしゃべりをしとこうかな~ そう私が一人でどうしよう…っと悶々(もんもん)していたら教室のドアがガラリと開いた 「わりぃわりぃ。遅くなった」 そう言って教室のドアをガシャッと閉めるだるそうな目をし、くわえ煙草をした教師―銀八先生は全く悪びれる感じもない口調で教室に入って来た
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