不細工に優しい世界NOW?

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  「君を守りたい」     「あ、あなたに守られるくらいなら死んだ方がマシです!!」     九郎(あれ、玄だっけ)は悟る。いかなる前提があっても不細工に優しい世界なんて、存在しないんだということを。 この日、世界は彼の滲み出でた血色の怒りによって終末を迎えたという。     数日後、食糧難で彼も餓死し──そして誰もいなくなった。  
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