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「姉ちゃーーん!!」
父の遺してくれた黄金畑にたたずむアン。
弟のチャカが大きな声で走り寄る。
見た目だけは線の細いアンに比べて黒髪で屈託ない笑顔は小動物を思わせる弟だ。
「また、父さんの残してくれた畑に来てたんだね・・
ボルボラなんかに負けるもんか!絶対あいつの横暴から町を、父さんの畑を守ってやる!」
唇を噛み締めながら決意を語るチャカ。
「あ、そうだった!仲間にノーブルで森で集まるよう伝えてきたよ」
「ああーーー!誰か、ワシの畑がぁぁ」
話の途中で叫び声に中断された。
「姉ちゃん行こう!」
チャカは叫び声の方に走り出した
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