黄金畑からの始まり

9/10
前へ
/31ページ
次へ
「・・なぜ商業モンスターがこんなところに?」 「ボルボラ自慢のモンスターだよ! ここの領主は大貴族のリューガ家だ。 ノーブルなんて田舎町、 貴族のボンクラ領主は見ちゃいない。」 助けに入った男がつぶやくとチャカが怒ったように答える。 「それをいいことに代官のボルボラはやりたい放題だ。 だけど!あのモンスターをやっつけた今奴の天下も終わりさ! このことを聞いたらみんな喜ぶぜ!」 「みんな?」 「チャカ!」 「あっ・・な、なぁ姉ちゃん、この人は腕もたつし味方になってもらおうよ ノーブルの森の集会にこの人も来てもらおうぜ」 「それは駄目よ」 余計なことを話しすぎるチャカをアンは睨む。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加