じんせいげーむ

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「お父さん!!」 「ん?どうした蒼悟。」 「すごろくって知ってる? 今日、奈美ちゃんの家でやって面白かったから借りてきたんだ。 一緒にやろうよ!!」 息子の蒼悟は小さな手に握っていた“サイコロ”を俺に差し出してきた。 『サ……イ…コ………ロ?』 「やめろォォォォォォ!!!」 俺はいつの間にか蒼悟の手を払っていた。 「お父さん…?」 幼い蒼悟はなにが起こっているのかわからず唖然としていた。 痛かったのだろう。 泣き出してしまった。
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