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赤の国からやってきた少年は、翠のディーバに言いました
「私の国をお救い下さい」
少年は嘘をつきました
赤の国の疲労した国民をディーバの歌声で癒やして下さい
希望を下さい…それを王女が望んでいるのだと…
少年は嘘をつきました
赤の国の事を知らぬ隣国の民は居ません
疲れ果てた国民の事を聞き、私で良ければと、みどりのディーバは頷きました
こうして赤の国へと翠のディーバは向かったのでした…
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