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次の日
レン「リン、これを…」
リン「なに?これ」
レンが渡した物は街の少年がよく着ているような仕事着と帽子だった
レン「これだったら誰も君とは思わないさ」
リン「うん、ありがとう」
リンが着替えると、本当に街の少年のような外見になった
レン「よし、行こう!」
リン「こっちよ!」
ゴトッ
リン「非常用の通路よ、ここから緑の国行きの汽車に乗れるの」
レン「へ~、これなら見つからないね」
ゴトッ
ブンッ
リンとレンが非常用通路の扉を閉じた後、ウルキオラが現れた
─この方角は緑の国、汽車に乗るのか…─
ブンッ
今度は屋根に現れ、リンとレンの気配を探した後、また消えた
青の国side
テスラ「カイト様、失礼します」
ガチャ
…部屋はもぬけの殻
テスラ「トイレかな?…ん?手紙?」
テスラが読んだ手紙、内容は
『ちょっと出かける、後よろしく(^^)ノシ』
ピシッ
テスラの中で何かにヒビが入った
バァンッ
テスラ「大変だ~!!カイト様が逃げた~!!」
シャウロン「またですか!?毎度毎度どこに行かれるのやら…」
ディ・ロイ「いいから早く探すぞ!」
カイトが脱出すると青海殿は上へ下への大騒ぎになった
カイトside
ガタンゴトン
─みんな怒ってるだろうな、土産でも買って帰ろう─
カイトは今汽車に乗っていた
行き先は緑の国
─あの少女と話がしたいな、あわよくば友達になってくれそうだし─
そう思いながら汽車は進む
哀れな運命はもう止められない
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