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双子はリン、レンと名付けられ、三年間一緒に暮らしていた
その日が来るまでは…
いつものように王宮の庭でふたりは遊んでいた
レン「リン!こっち、こっち!」
リン「待ってよ~、レン~。…レン?」
レンはどこかに隠れた様子
リン「レン~?どこ~?」
レン「わっ!!」
リン「きゃっ!!も~脅かさないでよね!」
レン「ごめんごめん」
ウルキオラ「リン様、レン様、陛下がお呼びです」
リン・レン「は~い」
ふたりは王宮内の母親の部屋に行った
レン「てか、ウルキオラっていきなり現れるよね」
リン「うん、慣れたけど前はびっくりしたもんね~」
コンコン
レン「母さん、お話って?」
王妃「あなたたちに話しておかなければならないことがあります」
リン「何?」
王妃「この国の王の跡継ぎの話です」
リン・レン「跡継ぎ?」
王妃「この国の王はひとり、双子のあなたたちは片方が王、片方が国を出ることになります」
レン「そんな…、離れ離れになるの!?」
王妃「そうです、王は長女のリンがなることになっています」
リン「王になんてならない!!レンと離れたくない!!」
王妃「私だって辛いのよ、わかってちょうだい
ウルキオラ!」
ウルキオラ「はい」
王妃「話した通りにレンを連れて国を出なさい」
ウルキオラ「かしこまりました」
レン「嫌だ!!リン、リ~ン!!」
リン「レ~ン!!」
ウルキオラに手を引かれ、レンは国から出て行った
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