二人の恋と結末

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王宮の廊下で二人のメイドが話をしている ロリ「ねぇ聞いて聞いて!!青の国の王子様って、かっこいいらしいよ!」 メノリ「最近国王になった人でしょ?相当な美男子って噂よ」 「それホント?」 ロリ「ホントよ…ってリン様!失礼しました!」 リン「いいこと聞いちゃった♪」 ご機嫌な様子でリンはどこかにいった ロリ「びっくりした~」 メノリ「クビにされないことを祈るわ」 バタバタバタ バタン リン「レン!!」 レン「どしたの?そんなにあわてて」 リン「青の国と会談を開くわよ!」 レン「突然だね、でもなんで?」 リン「えーと…、そうそう!青の国は海辺の国、国交を結べば新鮮な魚の貿易ができるじゃない」 レン「なるほど、じゃあ大臣に相談してくるよ」 バタン ─危なく『青の国の王子様に会いたい』って言うところだったわ─ そんなこんなで青の国との会談が決まった 青の国side テスラ「カイト様、会談の日程決まりました」 カイト「ああ、ありがとう。黄の国のリンか、ひどい政治で有名だが、亡き父バラガンの遺志を継いでこの青の国を発展させないと…」 テスラ「下手すれば、縁談持ちかけられるんじゃないですか?」 カイト「テスラ、お前楽しんでるだろ?」 テスラ「バレました?でも冗談抜きであり得ますよ」 カイト「だが、俺にはあの娘の残像が消えないんだ、緑の国で見かけたあの少女を」 テスラ「ま、後は自分で考えてください」 ─出たとこ勝負で行くか─
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