不穏

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惑星『シエラ580』 ここから悲劇が始まった とある調査部隊 「あ―あ、こんなとこにコヴナントなんているはずね――よ そう思わないか?」 助手席の男が運転席の男に話し掛ける 「しょうがないだろ、仕事なんだから」 運転席の男はワ―トホグのハンドルを切りながら返事をした すると一番前のホグがブレーキをかけた 後ろで一列に走っているホグもそれにつれてブレーキをかける 先頭のホグの助手席に乗っていた男がホグを降り、茂みに向かって歩きだした 「隊長、なにか見つけたんですか?」 運転席の男が話し掛ける 隊長と呼ばれた男は広葉樹の葉を一枚取り立ち上がる 「おい、ジョシュ―とブラウンを呼べ!急げ!」 運転席の男は慌てて2人に無線で連絡した 先程のホグの無線に連絡が入る 「ジョシュ―、ブラウン、至急応答せよ」 無線から声が聞こえた 「隊長が俺たちになんの用だ?」 「きっとおまえのグチが聞こえたんだよ 隊長は地獄耳だからな」 運転席の男が無線を手に取る 「こちらジョシュ―、オ―バ―」 「隊長が呼んでる 至急先頭まで来てくれ、オ―バ―」 「了解」 ブラウンは渋々ホグを降り、先に降りたジョシュ―の背中を追った
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