不穏

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ジョシュ―とブラウンはホグに戻った 「帰んのか――」 ブラウンがつぶやく 「なんだよ、さっきまでずっとぼやいてたくせに」 ジョシュ―はホグをUタ―ンさせる 最後尾のホグを追い抜いてから角を曲がった その時、後ろからものすごい爆音が聞こえてきた ドオオォン 「何事だ!?」 ブラウンが叫ぶ 2人は後ろを振り返った 隊長のホグが燃えている 「一体なんなんだよ……」 2人が唖然としていると隊員達の悲鳴や銃声も聞こえてきた 「うわああぁぁ……」 ダダダダダ……… それは徐々に少なくなっていく 「戻るぞ!」 ジョシュ―が叫んだその時 一人の隊員がこちらに走ってきた ブラウンがホグを降りて駆け寄る 「おい、大丈夫か!? いったい何事だ!?」 よくみると隊員は右腕がなく、そこから血が溢れだしていた 「て、敵襲だ 助けてくれ!……」 ブラウンは肩を貸し急いでホグに運ぶ 「生き残りは?」 「全滅だ」 2人は愕然とした コヴナントとの戦争の生き残りである猛者たちを一瞬で全滅させるほどの敵がすぐそこにいるのだ
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