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対向車はなく、道の感じはわかるのだが、木々が生い茂り実際のRがわかりにくい。
アクセルを固定して、5速に落とす。
ラインはインの１車分アウトラインに取る。
一段落としたギアはエンジンを唸らせる。
ブィオォォン、ブゥゥゥ
回転を上げたまま、木々で先の見えないコーナーに車体を向ける！
（おっと！）
思ったよりRが長い。
進入のRから、途中でさらに深くなるカーブだ。
（そらよっと！）
さらに車体をインにバンクさせケツをシートの角に沈ませる。
振り出されたようにバンクを得た愛機は、さらにインに寄っていく。
しかし、きついカーブのおかげで失ったパワーでトルクが足らない。
そこで、4速に落とし腰に体重を乗せる。
パーーン！
程よいエキゾーストを鳴らして、荷重がリアにかかったことで一気にコーナー出口に加速する。
ファーーン、ガッ、ブィィンン
（ふぅ～、正解、正解）
綺麗にとはいかないが、それなりにパワーを殺さずにクリア
自己満足だが、ライディングがうまくできたと思う。
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