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やがて、道は市街にかかったのだろう。
民家が増えてくる。
どうやら、石山というところらしい。
それなりの名所のようで神社だか、お寺があるようで交通量が増えてきた。
さっきまでぶん回してたアクセルを緩め、交通の流れに沿うように走る。
(石山ねぇ~、帰ったら調べてみようか)
ネタを一つ頂いた。
やがて、大津市内とR1の標識が見えこの旅も終わりに近づく。
R307に入ってから1時間もたっていない。
(結構、近かったな。)
これがこの道中の印象だ。
実際の距離はそこそこあるのだが、なにせ信号というものがない。
街中を走るそれと比べれば、走れる距離はかなり違う。
そんなことを考えながら
先をいくと、膳所の案内がみえた。
(さてと、膳所のお城でも見てから帰ろうかね)
事前に調べていた城址を探すべく愛機を琵琶湖湖畔の公園に滑り込ませる。
程よく熱くなったエンジンもここらで冷やしてやろうかな。
目の前の湖畔では釣りを楽しむ人や、湖岸の散策路を散歩する人、近くの高校生とおぼしき数人が競技用カヌーというのか?舟を漕いでいる。
(さて、あとどのくらいかな?)
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