1人が本棚に入れています
本棚に追加
町を見下ろせる坂を
上りきったとき
さっきまで薄暗かった空が
一瞬にして一面が
綺麗な朝焼けで
広がっていた。
そう、まるで僕らを迎えてくれたようで…
僕らは少しの間立ちすくんでいた…。
あまりに…それが綺麗過ぎて…
すると君は
「おーい??なにぼーっとしてんだよぉ!?」
続けて君は笑いながら
「あのね…」
君は照れ気味に…
「ううん…やっぱなんでもないよっ」
な…なんだよ
でも…少し嬉しかった。きっと,君は…
分かっていたんだよね
僕は…
僕はこの時
振り返ることが出来なかった。
………泣いていたから。
最初のコメントを投稿しよう!