明け方の駅

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町を見下ろせる坂を 上りきったとき さっきまで薄暗かった空が 一瞬にして一面が 綺麗な朝焼けで 広がっていた。 そう、まるで僕らを迎えてくれたようで… 僕らは少しの間立ちすくんでいた…。 あまりに…それが綺麗過ぎて… すると君は 「おーい??なにぼーっとしてんだよぉ!?」 続けて君は笑いながら 「あのね…」 君は照れ気味に… 「ううん…やっぱなんでもないよっ」 な…なんだよ でも…少し嬉しかった。きっと,君は… 分かっていたんだよね 僕は… 僕はこの時 振り返ることが出来なかった。 ………泣いていたから。
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