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「う、うーん。父……さん、母……さん、大じょ……ぶ?」
痛みに耐えながら俺は二人に呼びかけたのだが、返事が返ってくることはなかった
おかしいと思い、二人の方を向いた時、俺は見てしまったのだ
頭から血を流し、首がおかしな方向に折れ曲がった父さんと母さんを……
「う、うわぁぁぁぁー!!」
………
……
…
気がつくと、俺はベッドの上にいた
「あれ?俺、なんでこんな所に?」
そう思い、急に身を起こした俺の頭部に激痛がはしった
「いてぇ!?なんか頭がずきずきする」
俺は、痛む頭を働かせ、今の状況を理解しようとした
すると、昨日の事故のことが、だんだんと頭に蘇ってきた
「……そうだ……昨日……俺は……」
突然、ツーと涙が頬をつたった
そして俺は、歯をくいしばって心の底から泣いた
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