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一月後の夜、城内で猫と牛の目が合った。
🐱{おう、どうでぇ調子は。
🐮{それがどうも最近ゆるくてですな…。
🐱{…そりゃ何の話だよ。
🐮{腹の事でござるよ。良く御存知ですなぁ。流石お見通しでござるな。
🐱{…いや知らんぜそんなもん💧軍の話だっつうの。
🐮{あ~…軍ですな!
🐱{相変わらずのマイペース野郎だな💧
🐮{兵の士気は高く保ててるでござるな。前回の快勝からは鍛錬も熱心で、特に隊長格の伸びはヒトシオですな。
🐱{そうか。見る限りでは時間の拘束は同じでも、内容が濃く成った風に見えっけど、やはり牛軍は伸びてるみてぇだな。
🐮{御陰様で。
🐱{どうでぇ、増員しねぇか?
🐮{増員…。
🐱{さっきも殿と話しててなぁ、牛軍の規律が最近シッカリしてっから、兵数増やしてみっかって話してたんよ。
🐮{そうでござるなぁ…。
🐱{嫌か?
🐮{この間増員したばかりですからなぁ。百単位なら良いでござるが。
🐱{ん~…極端に大きくはしたくねぇっつうこったな?
🐮{ええ。
🐱{おうおう、んじゃその線で行こうや。
🐮{はい。…侵攻軍から文は来ておりますか?
🐱{来てるぜ。派手にガチンコしてやがるよ。
🐮{そうですか。早期の決着を祈りまする。
🐱{ああ。俺もさ。
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