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すみれの家は会社から歩いて、３０分ぐらいのとこだ。
毎日徒歩で会社まできているので、足が太くならないものなのか？
考えてるうちにすみれの家に着いた。
すみれが家に入るのを確認し、寝につくのを玄関の外で待った。
時折、郵便受けの間からシャワーの音がもれてくる。
あぁ、
今この扉の奥には、自分が大好きな人が生まれたままの姿でいる。
そう、考えただけで全身の鳥肌が立つのがわかる。
俺は、今にも玄関を壊して乗り込みたい気持ちを抑えて、すみれの部屋の電気が消えるのを確認してから帰った。
「おやすみ。また明日迎えにくるからね・・・。」
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