2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「さて……調査って言っても情報0でどうすりゃいいんだ?」
現時刻17時27分、零夜と秋斗、それに旭の三人は桜峰の街へと繰り出していた。
「適当に誰かに聞ぃてみればいいんじゃないのぉ?」
あの後、零夜は説明を放棄し、仕方なく秋斗が旭に自分達の事、それに椿鬼の事を説明したのだった。
「少しは落ち着け、聞き込みもありだが、この都市伝説はまだ広く伝わってない。
そういう時は、ここを利用するんだ。」
秋斗は自分がいじっていたノートパソコンの画面を二人に見せた。
「《パンドラボックス》へようこそ?
一体何のサイトなの?」
旭は全く理解できていなかったが、零夜はなるほどと頷いていた。
「パンドラボックス、都市伝説系サイトで最も大きく、最も人気のあるサイトだ。
このサイトには都市伝説の情報を交換しあう地域毎の掲示板もある。」
そう言うと秋斗はノートパソコンを操作して、地域別情報交換板と書かれたページを開くと、続いて桜峰のページを開きそこに書き込みをした。
『ktkrペルソナアバターなる都市伝説はけん\(^O^)/
誰でも入手可能らしいので情報キボンヌ!(^^)!』
「お兄ちゃんじゃないみたい……」
最初のコメントを投稿しよう!