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旭が唖然としていると、直後勢いよくレス数が上がっていった。
大抵は零夜と旭には理解し難い単語の羅列でしかなかったが、一つだけ興味を引く書き込みがあった。
『>>1374
初めまして、僕もペルソナアバターの都市伝説は知っていますよ。
とある路地裏にある仮面屋と呼ばれる場所で手に入るらしいです。
今僕は桜峰駅前の噴水の所にいますので、詳しく知りたいのであれば会いに来て下さい。』
その書き込みに対して、更に色々と書かれていたが、それを無視してノートパソコンの電源を落としてバックにしまうと、三人は駅へと向かって歩きだした。
「歩きだしてからこんなことを言うのもなんだけど、あの書き込み信じてよかったのか?」
零夜が聞くと、旭は首を傾げたが、秋斗は真剣な顔で答えた。
「大丈夫だろう、二人ともあの書き込みをした人のHN覚えてるか?」
「確か……《レジェンド》だっけ?
そのHNがどうかしたのか?」
秋斗の言いたいことが全く解らない零夜と旭は、頭に疑問符を浮かべるばかりだった。
「その人は、レジェンドは都市伝説の伝説の情報屋って別名があって、レジェンドの情報に間違いがあったことは一度もないんだ。」
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