冬休み。

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【ちゃんと言う事きく花音は可愛いなぁ!(笑)】 と言いながら、優しく髪を撫でてくれた。 髪を撫でる手が頬に触れ、そのまま優しく祐真の唇がオデコに触れ… 目。頬。鼻。唇。と下がってきた。 唇が重なった瞬間、真っ赤になりアタシは祐真の胸の中に顔を埋めた! 【嫌だったか?】 低く優しい祐真の声…。 【嫌ちゃうよ!そんな優しくされたら照れてまうやん!】 【おまえ乱暴に扱ったら壊れてしまいそうやでな!】 【あほ…(〃д〃)】 真っ赤に照れた顔を、祐真がそっと優しく引き寄せキスをした。 さっきのキスとは違う大人のキス。 そぅ、ソレは誘いのキス。 こぅなると分かって居たのに、戸惑う。 初めての彼氏にヤリ逃げされたトラウマから、SEXと言うモノに恐怖を感じていた。 でも祐真のキスは、そんな凍てついた心をジワジワと溶かしてくれる。 【花音こわいか?俺の心臓の鼓動聞こえるか?手ぇ当ててみ!なっ?聞こえたか?かなり緊張してんねん!(笑)】 って照れながら話す祐真を見て、次はアタシからキスをした。 恥ずかしくて、一瞬で顔を隠してしまったけど、また祐真が優しく手に。オデコに。頬に。と順番にキスをした。 もぅ誘いのキスを断る理由はない…。 好きな人に抱かれたい…そんな気持で心がイッパイになっていた。 唇にキスをして、そのまま首筋を祐真の唇がなぞる。 体中に電気が走った。 祐真は身体中に優しくキスをした… 胸。お腹。太股。フクラハギ。足の甲に。指。 初めての感覚に、体は熱り息がもれる。 そんなアタシを見て 【可愛い奴。花音すきやで!】 祐真が耳元で囁いた。 照れながらも、嬉しくて仕方なかった。 【うちも祐真が大好きやで!】 甘いベッドトークに酔いしれながら、祐真の熱い鼓動を感じて彼に抱かれた。 抱かれた後も、なんだか恥ずかしくて照れ臭い。 そんなアタシを祐真は優しく抱き締めてくれて、二人眠りについた。

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