思い出

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あの人に出会ってから私は生きる目的を見つけたの。 別に男なんていらないと思ってた。 だって、自分は強いと思って生きてきたから。 でも、社会人になって、誰も知らない土地で初めて一人暮らしをして、心細くなったの。家と会社の行き帰りばかり。会社も詰まらなくて息が詰まった。 さらに会社でセクハラにあって、反発したら、ゴミみたいにめためたに理不尽なことを言われたとき… 初めて私はほんとに一人だと思った。心の拠り所がないって。 だから、目の前にある光に近づいてしまった。その光が幻想だとも知らずに。
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