おわりははじまり

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「今夜は君を帰したくない」 そっと呟く彼。 行き着くべくして行き着いた。 職場の人間関係に疲れたせいか、寂しさに耐え切れなくなったせいか。 理由なんて後付けでいくらでも浮かぶもの。 手に入らないぬくもりを感じたら、必要以上の寂しさを感じるとも知らずに 私は 墜ちた。 溺れた。 彼に。
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