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美里たちと一緒にいるのは楽しいが、好きな人や恋人なんかの恋愛話は、あまり好きではなかった。
特に夏休みが近づいている今は、話すことは恋バナのみ。
私と美里以外は彼氏がいるらしく、みんな彼との夏休みの計画を、楽しそうに自慢する。
「いいな~みんな、楽しそうで。
私なんて夏休みって言っても何の予定もないんだよ!?」
美里は心底羨ましそうにそう言った。
それをみんながなだめていると、
「もういいもんね!私には咲良がいるから!
ね、咲良。私たち、二人っきりで過ごそうね。」
と、美里は私に抱きついてくる。
苦笑しながらも、優しく美里の頭を撫でる私。
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